大阪中央ロータリークラブ


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ご挨拶
歴史と政治とロータリー

国際ロータリーは、明確な綱領を掲げており、その目標と行動の基準を規定しています。その目標と行動の基準は、19世紀という世界史の上にさらに次の展開がなされようとしていた20世紀の初頭から、その20世紀前半に架けてほぼ確立されたと言えます。これは、19世紀から20世紀に新しく出現した階層すなわち知識職業階層(経営者、労働者を問わず)が、世界史の展開の中で、その階層の必然の政治参加として結実させたものだと思います。
この過程で、目標と行動基準に対するオルガナイゼーションとアクティビティの追及が先行されたのは頷けます。その思想と哲学については、職業奉仕という重要なコンセプトを提起しつつも、西洋思想の大きな潮流の中で自明の事として、敢えて体系化する必要がなかったのであり、或いはその新たな階層の特質から専ら組織運営と行動計画に邁進したのだと思います。
この近代社会が生んだ新階層は、20世紀の進展という現実を見据え、ロータリアンという新時代の政治状況にいどむ挑戦者を目指したのだと思います。ともあれロータリークラブは世界政治に対抗しうる政治組織として、その奉仕という行動基準によって、世界の政治にその世界史を補完して来たのは事実だと思います。私は、21世紀に入り質的転換を迎えている知識職業階層の一人として、これからもロータリークラブと国際ロータリーを通じ、自らの政治主体の行動の一環の中で、世界の政治と世界史に関与できる事を誇りと思っております。
この21世紀の課題が明確に成りつつあります。グローバリズムという段階に来た経済の対立が、宗教と文明の対立という全体化の状況を迎えています。また地球環境の限界が現代文明の展開を危うくしそして阻もうとしています。この対立と限界の突破に向けて、技術革新のヘゲモニー競争もまた先鋭化しています。19世紀からの世界対立の時代は形を変え依然と現前しています。この対立に対し奉仕による柔和がロータリーの政治であり、これからも世界史を補完して行く事でしょう。
各会員のロータリーに対する心情は様々ですが、私は上記の心情に立ち、1年間改革の果実を求めて幹事職に専心したいと思います。宜しくお願い致します。
2005ー2006年度 幹事 上杉 忠嗣


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